2017年度の出来事
3/23 卒業式
卒業式が無事に終わりました。今年は6名のゼミ生がおりましたが、みな、それぞれ頑張ってくれました。夜は「やまや」で大いに飲んで大いに食べて、その後は二次会へ。楽しい時間になりました。1週間後、彼らは社会人です。更なる飛躍が楽しみです。
3/18 大漁貧乏
「大漁貧乏」、たくさん獲れすぎて価格が下落。先日、産地をお邪魔したとき、そのような様子を目の当たりにしました。この時期、沿岸の定置網にもブリがたくさん入ります。まるまると太ったぶりは10kgを超えているものもありました。実際に頂いてみますと、性成熟がすすんでおり、12月から1月ごろのブリに比べるとやや身質は弱いかな?とは思いましたが。まだまだ美味しく食べられる品質でしたよ。しかし、1kgあたりの価格をお伺いすると、あらら・・・の状態。「もう少し高ければ、仕事にも張り合いが出るんだけどなあ~」という嘆きの声が聞こえてきました。
3/13 前期・後期試験、終わりました
先日、無事に後期試験が終わりました。これで、前・後期試験、ともに終了です。さて、2018年度はどんな学生が水産学部へ入学するのでしょうか。楽しみごとのひとつでもあります。
3/8 山口県周南市をお邪魔しました
フィジーからの留学生とともに、山口県漁協周南統括支店(周南市)をお邪魔しました。当地区では、ナマコが小型底曳網、素潜り、建網、いそみ、によって漁獲されています。ナマコの資源管理、漁業種類間の調整がどのように行われているのかについて調査しました。
2/26 琵琶湖・沖島をお邪魔しました
昨年のアイランダーをきっかけにつながりのできた琵琶湖・沖島をお邪魔しました。沖島は内水面唯一の有人離島です。地域づくりの現状についてお伺いしました。いくつか課題を把握することが出来ましたので、これにどう対応するのか。現場の方々とともに考えたいと思います。
2/23 宮城県石巻市十三浜地区をお邪魔しました
恩師らとともに、十三浜において定置網漁業経営の調査をしました。密漁防止の調査よりお世話になっている佐藤さま、そして佐々木さまより、十三浜の定置網や藻類養殖について、震災前、直後、現在の様子をお伺いしました。十三浜を歩いてみましたが、浜からは人家が消えてしまいました。ワカメの作業が終わると、浜は大変静かになります。大震災と原発のため、多くの方々の人生設計が大きくかわってしまいました。佐藤さまより著書「津波のあとの十三浜」を頂き、機内で拝読しましたが... こみ上げてくるものがありました。深い悲しみと大変なご苦労があったことを、改めて実感しました。
2/14 卒論発表会、無事に終了
昨日、卒論発表会が無事に終わりました。水産経営学研究室からは6名の学生が発表、それぞれ努力の跡を感じられる発表内容でした。それぞれ微修正はありますが、いい内容でした。卒論調査にあたり、たくさんの漁業関係者にお世話になりました。どうもありがとうございました。
1/31 資源管理に関する講習会
全漁連において、資源管理に関する講習会を行いました。全国各地で漁業者による資源管理が行われています。漁業者は、彼らの経験的知見だけではなく、水産試験場等からの科学的知見を加えながら、自主的な管理を行っています。近年では、「情報」や「IT技術」を活用しながら管理を行うといった進化・深化形態もみられるようになりました。我々の食卓は、漁業者の努力・工夫に支えている、そんな一側面もあります。
1/28 密漁防止に関する講演会
講演会で三重をお邪魔しております。かつて、全漁連の密漁防止委員会をご一緒した方とも久しぶりの再会。15年以上も前のことを懐かしく思い出しながらの講演会になりました。さて、三重県では、イセエビ、アワビ、ハマグリなどの密漁被害が相次いでいる様子。今年から防止協議会を再構築して対応に当たられるとのことです。何らかの形でお役に立てればと思っているところです。
1/23 ゼミの新年会
ゼミ生(3・4年生)とともに新年会を開催しました。この日のお題は「むじょかサバ」と「もずくそば」。東町でサバを養殖する漁師さんから「むじょかサバ」をお取り寄せ。刺身、しゃぶしゃぶ、焼き、などで頂きましたよ。もずくは奄美大島の生モズクを調達。生モズクのしゃきしゃきとした食感が良かったです。さて、卒論も大詰めを迎えました。各自、順調に進んでいるようです。
12/27 仕事納め式
先ほど、仕事納め式がありました。これで2017年のお仕事もオシマイです。振り返ってみれば、2017年も大変忙しい1年でした。とにかく出張が多い・・・。出張疲れをため込まないようにするのに精一杯な1年でもありました。ただ、年はじめに掲げた目標は何とかクリアーすることができました。2018年も元気よく仕事ができるよう、年末年始はゆっくりと休息したいと思います。みなさまも良い年をお迎えください。
12/20 水産加工品「ごまだし」の紹介
全国各地に特色ある水産加工品がありますね。「ごまだし」もそのひとつです。マダイ、エソ、アジなどをもちい、ゴマや醤油などで味付けられた調味料。大分県佐伯市が発祥のようです。うどんやそうめんに大さじ1,うえからお湯を注いで頂いてもよし。ご飯、大葉、ごまだしを混ぜて、焼きおにぎりにしても美味しいです。そして、「ごまだし」をつかったレシピ本まであるようです。食べ方が分かれば、「ごまだし」の活躍場所はさらに広がりそうですね。
12/19 美代丸水産・マグロ養殖場をお邪魔しました
大学院生の実習で、美代丸水産(南さつま市)をお邪魔しました。クロマグロ、カンパチなどの養殖現場を見せて頂きました。養殖の現場をみるのは初めて、という学生もいたようです。現場を知ることで、水産に関する勉学へも意欲がきっと高まることでしょう。さて、南さつま市は魚の美味いところでもあります。この日のランチは、野間池のお隣の集落・秋目で魚介三昧なランチを頂きました(がんじん荘)。秋目の定置網でとれたカンパチ、サバ、マグロ、アオリイカ、アジ。いずれも鮮度抜群、こういうものは産地でなければ味わえません。同じく定置網でとれたイサキをつかった南蛮漬けも最高でしたよ。食べて、見て、学んで、いい1日になりました。
12/5 高山漁協をお邪魔しました
卒論生と高山漁協をお邪魔しました。漁協の行う販売改善の取り組みについてお伺いしました。その後は、谷山組合長の辺塚だいだいカンパチについてお話ししました。そして、その自慢のカンパチを頂いてしましました。脂はさっぱり、身はぷりぷり、ほんのり柑橘類の香り。刺身でも炙りでもとても美味しいカンパチでした。
12/4 新松浦漁協をお邪魔しました
卒論生と新松浦漁協をお邪魔し、マグロ養殖の産地へのインパクトについてお伺いしました。長時間にわたりご対応くださった参事様には感謝です。さて、こちらの漁協にも油槽がありました。燃油の調査を受けて以来、あの円柱形のタンクが非常に気になるようになりまして。今日もタンクをぱちり、と。津々浦々の漁師さんに燃油を届ける漁協の事業、大変重要です。
11/17 アイランダー2017
サンシャインシティ池袋においてアイランダー2017が開催されました。離島漁業の共通の悩みである「流通不利」へいかに対応しているのか、というケーススタディについて紹介しました。出荷条件不利に悩む離島は多く、会終了後も、複数の地域の方々とお話しいたしました。新しいきっかけづくりになりました。
11/14 壱岐をお邪魔しました
卒論生とともに壱岐をお邪魔しました。離島特有の出荷条件不利にいかに対応しているのか、という点がメインテーマでした。御対応下さりました漁師さん、漁協の方々、どうもありがとうございました。
11/13 OFCFの研修がありました
今日は朝からOFCFの研修(講義)がありました。日本の漁業権制度や漁協の役割・機能について紹介しました。ギニア、タンザニア、ベトナム、モロッコ、スリランカなどからの研修生相手でしたが、なかなか熱心に聞いてくれましたよ。日本の漁業制度について興味関心をもってくれたようです。
11/06 岸和田出張
全漁連の方々と毎年恒例の資源・漁業管理の調査に出かけました。今回は、イカナゴ・シラスの資源管理に焦点を当てました。漁業者は、水産試験場から得られた科学的データーなどを参考にしながら、自主的管理を展開しています。また、その日の漁獲物の集荷量や価格に基づいて、その日の操業を継続したり止めたりする機動的な取り組みもおもしろかったです。調査の成果は、来年1月下旬から2月に開催される講習会で報告します。
11/04 枕崎カツオマイスター
枕崎カツオマイスター検定も今回で7回目を迎えます。枕崎を、枕崎のカツオを、よく知ってもらいたい。そして、枕崎を発信して欲しい。そんな思いの詰まった地域検定です。7回もやるといろいろと改善点が見つかりますね。翌年につなげたいものです。
11/03 ベトナム出張
JICAプロジェクト最後のベトナム出張が終わりました。このプロジェクトを通じて、ヴィンディン省で漁獲されるキハダの品質は飛躍的に改善しました。
10/29 地域漁業学会
大東文化大学において地域漁業学会が開催されました。フィリピンのカウンターパートもお招きしての学会発表になりました。一昨年、昨年と調査した内容を報告しました。さて、これまで地域漁業学会の事務局を担ってきましたが、今期をもって事務局は移転です。10年以上つとめた理事職もようやく解いてもらうことができ、肩の荷が下りました。
10/25 フィジー・ヤサワ諸島
今年二度目のフィジー。今回はヤワサ諸島のソソ村をお邪魔しました。フードバンクと呼ばれる取り組みが非常に興味深かったです。発表できる形になったら詳しいことを掲載したいと思います。
10/16 大崎上島
約1年ぶりに大崎上島(広島県)をお邪魔しました。島嶼産業研究会の勉強会を開催しました。「教育による人づくり」を通じた地域づくりに力を注ぐ大崎上島、その取り組みの一端を知ることができる貴重な機会になりました。
10/11 3年生の配属が決まりました
先日、3年生の配属が決まりました。結果、8名の学生が「水産経営学研究室」に所属することになりました。9名、受け持ったことがありますが・・・それに次ぐ規模です。調査テーマはどうしようか?調査地はどうしようか?検討事項がいくつもありそうです。配属された学生は、なかなかみどころがある人ばかりです。1年半、しっかり教育指導しなければっ。
10/4 フィジー出張記(3)
数日間、クミ村に滞在しながら、各世帯でのナマコ利用について伺いました。いずれの世帯でも、ナマコはほとんど漁獲されていない実態が明らかになりました。sandfish以外のナマコ採捕は認められているのですが、獲らないのだとか。価格もいいのになぜ?とお伺いすると「漁場が遠い」「漁場が深い」のが理由だそうです。かつては沿岸でsandFishを獲り、数人で沖合に行って他の種類のナマコも獲るというスタイルだったのですが。遠い&深い=疲れるのはイヤなのだそうです。その代わりに、沿岸で獲れるkaikoso(貝類)をより多く市場で販売したり、キャッサバやタロイモなどの農産物の販売に力を入れたり、という対応がとられている模様。村の方曰く「遠い漁場や深い漁場へ行くのは大変。少々、高く売れたとしても、そこまでして働こうとは思わないねえ」とのことでした。
9/11 フィジー出張記(2)
村内での漁獲ルールは、村の行政責任者であるトラガニコロが、村民と話し合いながら決定します。クミ村における取り組みには下記のようなものがあります。
第1は、MPA【禁漁海域】の設定です。USP(南太平洋大学)の支援によりクミ村沿岸の資源調査を実施した結果、資源状態が十分ではないことが明らかになりました。そこで2007年よりMPAの取り組みを開始しました。MPAの設定による減収を懸念した村人に対して、トラガニコロは資源の重要性を説き、MPAの設定を行ったそうです。2012年、新たなMPAを設定するとともに、2007年に設定したMPAを開放しました。2007年のMPA海域を2016年に限り再び閉じ、2017年1月に開放。2012年のMPAは、教会への寄付や村のイベント時に2時間だけ開放しました。なお、FLAMMAへ各村のVillage Meetingが参加しており、MPAの設定、トレーニング、ワークショップなどが実施されています。
第2は、Sandfishの漁獲禁止。2012年からsandfish養殖がはじまったことに合わせて、sandfishの漁獲を禁じました。フィジーの国内法では、sandfishの自家消費は認められていますが、クミ村では全面禁止です。後述する養殖池のなかのみでsandfishの漁獲が認められています。
第3は、sandfishの養殖。2011年、中国人ビジネスマンが訪れ、2012年に養殖施設を建設しました。10m×30m、深さ1mほどの施設を4つ建設、このなかに小さなsandfishをいれ、大きくなったものをその中国人へ販売する計画でした。その後、諸事情により中止に追い込まれました。
果たして、こうした国内法&村内ルールのもと、ナマコ漁はどのようになっているのでしょうか。ナマコの採捕経験のある村民の御宅をお邪魔することにしました。
8/30 フィジー出張記(1)
8/20~28までフィジー・クミ村をお邪魔し、ナマコ漁業と資源管理の現状について調べました。
フィジーには、ナマコをめぐりいくつかのルールが存在します。
第1は、sandfishの販売および輸出の禁止。1988年12月16日、過剰な漁獲圧力による資源水準低下を背景に、経済価値の高いsandfishの販売・輸出が禁止となった。自家消費については認められている。
第2は、サイズ制限。ナマコの種類を問わず、乾燥時7.5cm以下のナマコの販売は全面的に禁じられている。政府の役人が輸出企業や市場において確認を行っている。
第3は、UBA使用の全面禁止。2016年12月よりUBAの使用が全面的に禁止された。UBAの使用によって死者が相次いだこと、漁獲効率が高いこと、UBAの使用によりsandfishの生息する海域へアクセス可能なこと、などが背景にある。UBAは2016年12月以前も使用を禁じられていたものの、許可を得ることによって使用が可能であった。しかし、2016年12月以降、全面禁止となった。...
果たしてこうしたルールの下、ナマコの採捕&販売はどうなっているのか。管理上の課題は何か、ナマコ漁業が行われているクミ村をお邪魔しました。
8/17 勉強会
週末からいよいよフィジー出張です。出張を前に、最後の打ち合わせを行いました。調査対象地であるクミ村は3度目の訪問になります。
今回の調査では、ナマコの資源管理に焦点を当てます。かつてフィジーの沿岸にはナマコ資源が豊富に存在したようです。しかし、現在はその資源量はかなり減少してしまったようです。村内におけるナマコの採捕から出荷の過程はどうなっているのか、ナマコ採捕をめぐってどのような規制があるのか。ナマコの持続的利用を可能にするためには、何がキーになるのか。知らないことを知ることができるワクワク感があるとともに、村人の生活向上に某かの貢献ができたら嬉しいものです。いつものフィジー研のメンバー5名で行ってきます!
8/1 ゼミday
今日は前半戦、最後のゼミdayでした。いや~、みなさん、前半は就活&文献読破をがんばってくれました。ゼミ後は、市場でアルバイトする学生が調達したキンメ、カツオ、サーモン、シマアジ、カンパチ、タカエビ、イワガキなどで胃袋を満たしました。さて、あと1週間ほどすると学生は夏休みを迎えます。それぞれの実態調査を引率することになりますが。さて、今年もどんな発見があるのか、非常に楽しみです。
7/19 フルコース
講義→ゼミ→研究会→懇親会のフルコースな1日でした。10月にフィジーでTD調査をする予定なのですが、その調査の詳細について打ち合わせを行いました。パートナーの選定、調査日程と調査先の確認、チケットや宿などの手配、費用などなど。調査に向けて有意義な打ち合わせになりました。その後の懇親会は、魚三昧。愛媛からご足労頂いたプロジェクト・リーダーもその味わいに満足してくれたようです。
7/12 客人きたる
東京からお客様がいらっしゃいました。新しい技術を活用した魚類養殖振興を目的とした開発研究なのだそうです(詳細は書きませんが)。私自身、一昨年より、新たな冷凍技術が離島における水産物流通の改善に大きく寄与した実態を分析してきたこともあり、現場の役に立つ技術だ!ときくと関心が沸いてきます。
漁業者が日々の操業により蓄積してきた経験的な知見、それに新しい技術を加えることで経営振興を実現できたら、、、と思いながら、新たな取り組み内容についてお伺いしました。
7/11 ゼミデー
毎週火曜日はゼミデーです。2週間後に迫った中間発表会に向けて各自、準備がそれなりにすすんでいるようです。ゼミ後はオーストラリアで調達してきたスパイスでカレーを。たっぷりの鶏肉、ピーマン、ニガウリとともに。カレーとニガウリ、なかなか相性がいいですよ!お試しあれー。
7/6 国際島嶼学会
国際島嶼学会がオーストラリア・カンガルー島で開催されました。今回はシンガポール経由アデレード入り、そこからキングスコートまで移動。移動費をケチったので、ものすごく長い旅程となってしまいました。ともあれ、学会方向も無事に終了、得るもののあった学会報告になりました。
6/24 島嶼コミュニティ学会
福岡において島嶼コミュニティ学会が開催されました。地域外から養殖企業やIターン者の参入が漁協の意思決定や漁場利用にどのような影響を与えているのか、について報告しました。数多くの質問もあり、非常に有意義な学会報告になりました。
6/23 「アニサキス」に関する勉強会
最近、「アニサキス症」が話題になっています。「アニサキスは怖い」→「魚はなんとなく気持ち悪い」→「魚を買ったり食べたりするのを控えましょう」、こういった連想をする方も少なくないようで、魚の流通が相当、滞っているようです。ただ、よくよく聞いてみると、アニサキスのことをよく知らずに怖がっているんですね。
正しい認識のもとに魚食を楽しんで欲しい、という思いからアニサキスに関する勉強会を企画しました。魚病学を専門とする山本淳先生よりご講演いただきました。学内外から120名を越える方の参加がありました。質問もたくさん出ましたよ。
6/20 大和田塾
久しぶりに兵庫県をお邪魔しました。兵庫県海苔の販売についての委託調査を受けて以来の訪問ですから、もうかれこれ10年以上ぶりになります。
兵庫県漁連では次世代の漁師さんを育成する「大和田塾」を開催しています。今年で12年目になるのだとか。昨年の地域漁業学会で繋がりができ、今回は漁業管理の取り組み事例を紹介しました。漁業者と試験研究機関が一体となって活動しているケース、漁業管理に高付加価値化の取り組みを併せて実施しているケースを中心に。
勉強会後は、漁師さんらと懇談しました。日頃の漁の様子をお伺いしたり、課題であると感じていることをお伺いしたり。 懇親会のシメはあなご飯。兵庫県で漁獲されるアナゴ飯(時期によってマアナゴ、クロアナゴを使い分けている様子)を頂きました。とても美味しいひと品でしたよ。こういう美味しいものを頂けるのは、漁業生産~流通~販売が健全であるからこそです。漁業経営振興について語り合った一夜でした。
6/19 東町漁協
久しぶりに東町漁協をお邪魔しました。東町漁協と言えばブリ養殖、「鰤王」はこちらで生産されています。漁場管理、生産管理の実態などについてお話しをお伺いしました。
昼飯は、漁協の経営する「長島大陸市場食堂」をお邪魔しました。東町漁協自慢の「鰤王」、「鯛王」、「蛸大王」の刺身、魚汁、あら炊き、とても美味しかったですよ。美味しい魚を食べたい方にオススメの一軒です。
6/17 第3回・島嶼産業研究会
昨年、島嶼部の産業について考える研究会を立ち上げました。第3回目の研究会を鹿児島大学法文学部にて行いました。以前、法文学部におられた武村皆一名誉教授にご講演をお願いいたしました。国際経済学を研究領域とされていた武村先生が、島研究を始めるまでの経緯・視点、島嶼の経済を考える上での分析視角等々、たっぷり2時間近くお話しくださいました。意見交換後は、近くで懇親会を開催しました。そこでも約3時間、島の研究や産業、研究会の今後の方向性、さらには最近の大学の様子まで、ゆっくりとお話しすることができました。
6/16 「鹿児島おさかな倶楽部」暑気払い
「魚食をもっと楽しみたい」、「魚食ファンを増やしたい」。そういった目的を掲げてつくった「鹿児島おさかな倶楽部」の暑気払いを、地魚料理で提供のある「まんまるや」(騎射場)で行いました。
総勢18名、大学関係者、行政、漁業者、流通業者、一般の消費者など多様な構成。まんまるやの店長さんに本日の魚などを伺いながら、そして、参加者で歓談しながらの楽しい時間となりました。我々が美味しい水産物を頂けるのも、水産業(生産から販売まで)があるからこそ。最近の生産の様子、販売の様子、調理の方法など、話題が尽きることのない濃密な時間になりました。
6/14 色々な訪問
水曜日は会議day。午前に1つ、午後から1つ。それを終えて、来週に迫った講演会の準備をしていると、東京からの訪問客が。漁業系の雑誌等を発行している出版社の方でして、大学の大先輩でもあります。島関係の本の出版でもお世話になっています。最近の状況について情報交換した後、仕事に戻りました。しばらくすると部屋をノックする音が。誰だろう?と思って扉を開けると3年前の卒業生でした。国内はもとより海外でも魚の買い付けを行っているようです。水産業界についてああだの、こうだの話すと、ついつい熱が入るし、盛り上がりますね。その後は、せっかくの機会なので、大先輩との飲み会に卒業生をお連れしました。皆で水産業界を盛り立てていきたいものです。
6/12 フィジー研究会
月1回の「フィジー研究会」を開催しました。今年度からフィジー留学生とともにナマコ漁業の管理問題について焦点を当てます。まずは、フィジーにおける漁業管理制度、ナマコ漁業の現状を抑えるとともに、ナマコ漁業が盛んな漁村を訪れ、漁業の実態・管理の実態などについて調査する予定です。勉強会での議論を通じて、調査のポイントが明確になってきました。勉強会後は、加熱した頭脳をクールダウン。なかなか有意義な1日になりました。
6/6 定例のゼミ
毎週火曜日は卒論&修論ゼミです。この日はゼミ後、カンパチを頂きました。いつも調査等でお世話になっている楓丸水産(鹿児島県垂水市)が手塩にかけて育てた「カンパチ」をお取り寄せ。刺身、あら炊き、焼きなどにして頂きましたよ。それにしてもこのカンパチ、旨みがぎゅっと詰まっています。ゼミ生らは「素人の私たちでも、味の違いが分かる」だなんて言っていました。技術力ある漁業者が、しっかりと管理しながら育てたカンパチ、大変美味しゅうございました。
5/30 定例のゼミ
水産経営学研究室のゼミ(前期)を毎週火曜日に開催しています。この日は教育実習や就活等々で出席者3名。それぞれの卒論の進捗状況を確認しました。また、大学院生については、修士論文の章構成を仮決定、あとは先行研究を整理したり、調査に行ったり、議論したり、執筆したりするだけ。夏のフィジー調査も決まりました。どんな調査になるのか、分からないことが分かる楽しみを一緒に味わってきたいと思います。
5/23 フィジー研究会
ゼミ後、毎月恒例のフィジー研究会でした。kakenの申請書を確認しながら、研究の目的・課題、役割分担、日程などについて確認し合いました。自身は留学生とともに、フィジーのナマコ漁業の実態、および、ナマコ漁業管理めぐる制度・政策などに焦点を当てることになりました。ナマコはフィジー沿岸住民の貴重な収入源である一方で、その資源量は急速に減少していることが指摘されています。資源利用の持続性と住民生活の安定に資する研究成果をうみだしたいものです。
5/16 卒論テーマについて議論
毎週火曜日はゼミday。この日は卒論テーマについて議論しました。なぜ、その研究テーマを選定したのか。学生の個人的な興味関心はもちろんなのですが。その社会的意義について熟考を促しています。日本の漁業経営が抱える課題に対して、自らの研究テーマはどのような意味・意義をもつのだろうか。来週までの課題となりました。
5/8 内定
今年の就職戦線、昨年に比べて「内定」が早いような気がします。今日もゼミ生より「ほぼ第1希望の企業」より内定を得たことを聞きました。問題意識と目的意識をしっかりもちながら活動していましたからね。その成果があったのでしょうね。とても嬉しいことです。
4/29 2013年卒のゼミ生徒とともに
2013年卒のゼミ生と久しぶりに一献。全員そろう予定でしたが、1名は急遽仕事が入ってしまい残念無念。さて、みなさん、社会人として大活躍している様子、その様子を聞くのは大変楽しかったですね。そんな様子をツマミにしながらの飲み会、ついつい深酒をしてしまいました。
4/28 第1回・総会
「鹿児島県農水産物等消費拡大推進協議会」なるものが立ち上がりました。さてはて、どう発展していくのか楽しみです。
4/26 フィジー研究会、はじまりました
昨日は、フィジー研究会でした。今年度から3カ年にわたりフィジーで調査する機会を得たので、今回は調査計画を中心に練ることに。プロジェクト全体&個別の方向性や視点、調査の日程などを詰めました。まじめに議論した後は、騎射場に繰り出し,フィジーからの留学生も交えて歓談。有意義な3年間にしたいものだと思いました。
4/20 ハタの刺身
クイニョンでの夕食時、ハタの刺身も出されましたよ。何ハタなのだろう?と思い聞きましたが、返ってきた答えは「グルーパー」でした。あらら。こちらでは、椰子の実ジュースに刺身を浸して食べるのだそう。所変われば、食べ方も大きく異なります。肝心のハタのお味ですが、やはり「鮮度管理の改善が必要かな」という意見で一致しました。
4/18 クイニョンのマグロ
せっかくですので、ベトナムで頂いた「食」や「魚」について紹介しましょう。
まずは、出張中に頂いたマグロ(キハダ)です。切りつけが日本でのそれとはだいぶ異なっていましたよ。食感はスポンジのようでした。クイニョン(Qui Nhon)の政府の方と一緒でしたが、「品質の改良が必要かな」という意見で一致しました。クイニョンでも美味しいマグロを食べられる日が待ち遠しいものです。
4/17 ベトナム出張
約1週間ほど鹿児島を留守にしてベトナムへ行ってきました。キハダの品質向上が目的です。事業を始めて約2年がたちましたが、だいぶ、品質は上がっている様子です。対日輸出まであと一歩のところに来ているようです。
また、ベトナム国内でもマグロ市場は広がりを見せている様子。それらへの対応方法も課題のひとつとして残りました。
ベトナムは連日30度オーバー、さすがにヘタりました。
4/5 内定をもらったようです
先ほど、ゼミ生から嬉しい報告がありました。「内定」をもらったようです。本人曰く、もう少し就職活動を続けるそうです。他のゼミ生も、焦らず、就活を続けて欲しいと思います。
4/3 2017年度、はじまりました
2017年度がはじまりました。この時期は、新入生のオリエンテーション準備、講義の準備などが忙しくなります。また、新4年生の就職活動の支援、大学院生の研究計画策定と文献整理のチェックもはじまりました。
さて、さい先良く、いいニュースが入ってきました。研究助成を申請していた方から採択の連絡アリ。これから3年間、フィジー研究に力が入りそうです。2017年度も充実した1年にしたいものです。